山神様は、連なる山々に鎮座する厳格で立派な男神であります。
口数こそは多くないものの、その意志は固く揺るぎないものです。
全国に石碑や山の社として鎮座しているようですが、大元はお一人の神であります。
…よく、山神が怒ると地震や土砂崩れなどを起こし、人々へ罪を償わせると聞きますが。
それは、まずあまり見たこと、聞いた事はありません。
お話しをすると穏やかで優しい方ではありますが…
私の知る限り、山神は人に対してとやかく物を言わず、かと言って見捨てるわけでもなく、そしてまた人に手を加えるわけでもない…そんな性格の方の様な気がします。
あるがままを受け入れ、自然の流れに決して逆らわない…そんなイメージでしょうか。
しかし、祈り込め尋ねれば答えて下さる神様ではありますので山へ訪れた際にはご挨拶をお忘れなく…。
山神には、姫神と呼ばれる娘がおります。
山神の性格とは正反対で、女神ではありますが気性の荒い勇ましい神であると聞きました。
わけあって一度、人間として生まれている姫神でありますが。
その際にあまり人間に対して良い想いをしなかったのでしょうか。聞くところによると、大の人間嫌いだと伺っております。
しかし、姿を見せることもなく今も神界のどこかに居るとは思うのですが…その正体はまだ謎のままです。
親子共々、仲良く暮らしていることを願います。
姫神のお守り役は「カラス天狗」だとも聞いた事がありますが、その真意を確かめたことは未だにありません。
山神や姫神の鎮座する山々は、神界や仏界の者たちでさえも安易に立ち入ることの出来ない結界が張られています。その結界の周波数が合えば受け入れてもらえるのだとは思います。..しかし、めったな理由のない限りは踏み入れることは決して致しません。
山神の持つ偉大さと、姫神の持つ高貴な周波数を汚さないように見守っているという考えなのでしょうか。
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