先日、鈴ノ音へ来て下さった方に「権現様」が憑いておられたのでご紹介します。
これは少しややこしい話ではありますが、まず「権現」とは神や仏が仮の姿として現れた事を指します。これは、昔仏教が日本へ伝承されて来た時代に伝わったと云われています。
八百万の神々として紹介した理由の一つに、権現は神界、仏界共に神、仏、菩薩として全てに該当しているからです。そして、権現は「大」とつけることによりその偉大さを改めて感じさせてくれる存在だからです。
大権現様は、あくまで仮の姿であったとしても「人姿」であることが多いです。そしてまた、神獣の姿としても私たちを救い導く役目をされている方です。
社では昔から神の宴や神様へのお披露目として「神楽」が有名でありますが、その神楽の中には「おかぐら」と呼ばれる神獣の姿で舞を踊るものもあります。これは有名ですね。
権現様は、このおかぐらにも精通している方で普段はこの「おかぐら」の風貌で忙しくこの現世・世界を駆け巡っていることでしょう。
大権現様が人に憑くことはとても珍しく、本来は人を救い人を導く役目のあるお方ですので万人へ等しく現れる方ではあります…しかし、一人に固執して憑くということはとても珍しいです。
大権現様の姿が仮の姿だとすれば、実際に憑いている方は他の八百万の神なのかもしれません。
どちらにしても、大権現様は万人を救い万人を導く、そして迷いと煩悩を断ち切る力をつける方法を教えて下さる方に変わりはありません。
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